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2018/01/25 21:20



普段から使用している目

この目にも、見る力は様々です。


見えているからといっても、目の使いかたがしっかりできていないと意味がないです。


実は、最近のお子様達に多いいのがこの視覚問題です。

では、まず視力と視覚について勉強しましょう。


車を運転しているとき、道路標識の文字をはっきり読み取る「遠見視力」が必要です。

免許更新時に測るのは「視力」です。


でもそれだけでは安全に運転できるとは言えないのです。
運転中は前を走っている車や、道路にあるさまざまなモノとの「距離関係」を素早く読み取ること、さらに、「広い視野」を使いながら、車や歩行者の「動きを素早くキャッチ」すること・・等々さまざまな「ドライビングビジョン」が求められるはずです。


本やコンピュータの画面を見るとき、まず手元の文字をはっきり読み取る

「近見視力」が必要です。


さらに、行や文字を飛ばさずスムーズに文脈を追うための

「目を動かす」能力、そして間近にある文字にふたつの目の視線とピントを合わせる「両目のチームワーク」、


そして書かれた内容を理解する「イメージ力」などさまざまなビジョンの技術が必要となります。


スポーツでも同じことが言えます。
ボールがハッキリ見えることも大切ですが、次の瞬間ボールがどこへ移動するのかを正確に見極められなければ、良いプレイにはつながりません。


また日常ではあまり使わない目の動きを強いられるのがスポーツの現場です。

「広い視野」から、いち「早く」より「多く」の情報を収集できる「スポーツビジョン」アビリティがアスリートに要求されます。


 

ビジョンがうまく働いていないと、情報のポイントをつかめておらず、自分に入ってくる情報に混乱し、さまざまな問題を起こすことさえあります。

学校の成績がかんばしくない子ども、スポーツで伸び悩んでいるアスリート、仕事で成果が挙げられないビジネスマン、あるいは交通事故を繰り返し起こす人の中には、やる気の問題とか能力の問題ではなく、ビジョンの問題が原因であることも考えられるのです。